バリアフリー住宅

将来の高齢化のため、身体能力が低下した場合など、さらに小さな子どもや怪我をしている人には現在の住宅は必ずしも安全であるとはいえません。

65歳以上の高齢者が住宅内で起こる死亡事故の要因は、「浴室内の溺死」が最も多く、続いて「つまづきやよろめきによる転倒・転落」となっています。
家庭内での不慮の事故を防止するためには、手すりの設置などのバリアフリー化を考えましょう。

バリアフリー住宅のポイント

【1】安全な設計とし、事故が防止できること(スムーズに移動できるようにする)

(1)高齢者等の「寝室」と「トイレ」は、同一階にしましょう。
(2)寝室や居間等日常の生活空間において、つまづきや転倒を防止するためするため段差を解消しましょう。
(3)階段の勾配は、適切な寸法で緩やかにしましょう
(4)階段、浴室などバランスを崩しやすい場所やトイレ、玄関など立ち座りが必要な場所には手すりをつけましょう

【2】車椅子使用や介護を想定して広さを確保する

(1)廊下や部屋の出入口を車椅子でも通行可能な広さにしましょう。
(2)寝室、浴室、便所等は一定程度の広さを確保しましょう。

【3】身体機能の低下に対する将来への対応が可能であること

(1)高齢者になった時などに備え最初にバリアフリー設計にしておきましょう。